こんにちは!イー・ガーディアン ソーシャルメディアチームです。

私たちは、SNS上に溢れる膨大な量の「つぶやき」からサービス・商品・CM等に関する情報を収集し様々な角度から調査することによって、企業のマーケティング活動をサポートしております。

今回はSNSでの反響調査などに役立てられる「アカウント分析」をご紹介したいと思います!

次回のキャンペーンや施策検討の際、話題やニーズを把握するためSNS上の投稿を参考にされているかと思います。しかしながら、投稿データが膨大であるほど話題量の増減の要因や「どの層に刺さっているのか」「なぜ話題になっているのか」などの傾向や分析のデータ化に時間を要してしまうため、ひと手間加えて調査していく必要があります。

そこで役立つのが「アカウント分析」です。

投稿者の過去の投稿やプロフィール等を基に、SNSアカウントを性別・年齢・趣味・職業などの属性でカテゴライズすることにより、「どんな人が何をつぶやいているのか」「どのような傾向があるのか」などツールでは出せない深堀り調査が可能です。

今回は、アカウントの属性に着目し「お肌の悩みとスキンケア」について調査した結果の一部をサンプルとしてご紹介いたします。

■年齢でカテゴリすると10〜20代は「ニキビ・肌荒れ」の悩みが圧倒的!

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※調査媒体:Twitter
※n=300
※複数選択不可

こちらは、「どの年齢のアカウントがどんなお肌の悩みを抱えているのか」をグラフにしたものです。

10代〜20代の若年層は「ニキビ・肌荒れ」の悩みが圧倒的に多いことがわかります。30代〜40代の中年層では「角質・毛穴」「そばかす・シミ」「乾燥肌」「ニキビ・肌荒れ」の悩みについてバランスよく投稿されており、突出した傾向は見受けられませんでした。

次は「職業」に注目してみようと思います。

■仕事のストレスやコロナ禍での「マスクニキビ」が悩みのタネに

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※調査媒体:Twitter
※n=300
※複数選択可

こちらは、「どの職業の方がどんなお肌の悩みを抱えているのか」をグラフにしたものです。

職業別にカテゴライズすると、実は「ニキビ・肌荒れ」の投稿ユーザーは思春期の学生以上にOL・会社員が多いということが判明。仕事のストレスやコロナ禍でのマスク生活に関するコメントと併せた投稿が多数見受けられました。

主婦層では「乾燥肌」や「そばかす・シミ」、美容に強い興味のあるアカウントは「角質・毛穴」や「混合肌」といった部分に悩みを持つ傾向にあることがわかりました。

さらに、投稿された内容を見ていくと、「ストレスニキビ」「マスクニキビ」の他にも、花粉などの影響による「肌荒れ」や、夏場のクーラーによる「乾燥肌」に悩む声も多く挙がっており、季節や今のご時世ならではの悩みを抱えているようです。

「OL・会社員」「学生」「フリーター・アルバイト」の各カテゴリで「ニキビ・肌荒れ」の悩みが一番多い結果となっているのは、”マスクをして外出する機会が多い”というのも関係しているかもしれませんね。

■まとめ

今回は化粧品の利用者に合わせてアカウント属性のカテゴリを決めていますが、実は属性の分け方は無限大です。商材によって「コア層」「ヲタク層」などの分け方をして、どんな層によってつぶやかれているかを把握できるため、広告のターゲティング等にもご活用いただけます。

SNSの特徴を捉え様々な観点から測定・調査することで、新しいマーケティングの視点も生まれるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください!

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