イー・ガーディアン株式会社（http://www.e-guardian.co.jp/、所在地：東京都港区、代表取締役社長：高谷 康久　以下イー・ガーディアン）はサイバーセキュリティを専門とするHASHコンサルティング株式会社（https://www.hash-c.co.jp/、所在地：東京都品川区、代表取締役社長：徳丸　浩　以下HASHコンサルティング）の全発行株式を取得し、完全子会社化することを決議いたしましたのでお知らせいたします。

　本株式の取得により、HASHコンサルティング株式会社が提供する「脆弱性診断サービス」に加え当社の監視センター運営ノウハウや人材を活かしたセキュリティ監視やソフトウェアの販売をセットで提供することが可能となり、クライアントが抱える多くの課題解決に貢献ができると考えております。これにより当社グループの事業拡大を図り、更なる企業価値向上を目指してまいります。

【サイバーセキュリティ分野への参入、時代背景】

　相次ぐ大企業の個人情報漏洩事件やWebアプリケーションの脆弱性を狙ったパスワード攻撃、海外からのサイバー攻撃やウェブサイト改ざんなど、インターネットに関するセキュリティ侵害は年々深刻化しております。

■インターネットバンキングの不正送金の発生件数の推移

インターネットバンキングの不正送金の発生件数が2013年（平成25年）以降急増し、年間で1,315件、被害額が約14億600万円となり被害規模が過去最大となりました。

（出典）警察庁広報資料「平成25年中のインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生状況等について」（平成26年）

■ウェブサイト改ざん件数推移

JPCERTコーディネーションセンター（JPCERT／CC）によると、ウェブサイト改ざんの月別被害件数が、2013年（平成25年）から大幅に増加しました。

なお、改ざんの大半は見た目の変化はなくマルウェアをダウンロードさせる攻撃コードを埋め込むものであり、改ざんされたウェブサイトを閲覧した利用者は気付かない間にマルウェアをダウンロードさせられ、端末内の情報が抜き取られる等の被害に発展するものでありました。

（出典）JPCERTコーディネーションセンター（JPCERT/CC） （2014年4月15日）JPCERT/CCインシデント報告対応レポート（https://www.jpcert.or.jp/pr/2014/IR_Report20140415.pdf ）-（PDF:1.06MB）

イー・ガーディアンでは投稿監視や風評調査など、すべてのインターネット利用者に、安心・安全をベースに「楽しい」を提供しサービスを拡大してまいりました。300サイト以上の実績を重ねる中、近年のサイバーセキュリティを取り巻く環境を鑑み、Webアプリケーションの技術面からもセキュリティに関するサービスを提供することで、よりコーポレートミッションを実現することになると考えております。

【サイバーセキュリティ×人工知能型機械学習×ビッグデータ運用で安心・安全な運営に寄与】

　HASHコンサルティングは、Webアプリケーションセキュリティを専門分野とし、脆弱性診断やセキュリティ教育、コンサルティング業務などを行っております。

代表の徳丸浩氏は著書に「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 脆弱性が生まれる原理と対策の実践（ソフトバンククリエイティブ）」があり、京セラコミュニケーションシステム株式会社技術顧問、独立行政法人情報処理推進機構（IPA）非常勤研究員も務めるサイバーセキュリティ業界の第一人者です。

　イー・ガーディアンは、『Build happy internet life』をコーポレートミッションに、リアルタイム投稿監視業務、ユーザーサポート、コンプライアンス対策・風評・トレンド調査業務、広告審査代行業務において国内トップクラス300社の豊富な導入実績を有します。

また、元来イー・ガーディアンが得意とする人力部分でのオペレーションに加え、東京大学大学院と産学連携で人工知能型自動画像認識システムROKA　SOLUTIONの開発に成功。ブログ・ECサイトなどのユーザーが誰でも自由に投稿できるサイトから児童ポルノ、模倣品などシステムでの自動検知を可能としております(※1　検知率は児童ポルノで99.5%)。

昨年9月には、人材紹介・派遣・教育会社の株式会社パワーブレインを子会社として設立、同年10月にスマートフォンアプリ、Webシステムを中心としたデバッグ専門会社のトラネル株式会社を完全子会社化しました。全てのインターネット利用者にとって安心・安全に利用できる世界を目指し積極的に事業を拡大し、更なる企業価値向上を目指してまいります。

取得株式数及び取得前後の所有株式の状況

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