こんにちは!イー・ガーディアン ソーシャルメディアチームです。

先日発表した「SNS流行語大賞2023ノミネート」全30ワードより、実際にX(旧Twitter)上で呟かれた投稿数を調査。今年のランキングが決定しました!

■「SNS流行語大賞2023」TOP10

SNS2023_top10v2.jpg
※調査期間:2023年1月1日~10月31日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む

混戦が予想された今年のSNS流行語大賞を制したのは…『かわちい』でした!

『かわちい』という言葉は、コーデ紹介系動画クリエイターの Sleepy boy さんがTikTokに投稿した動画が話題となり広まったといわれています。その後、様々なクリエイターがコーデ紹介動画の中で「この〇〇〇が、かわちい」というフレーズを使うようになったことで流行していったと考えられます。TikTokのユーザー層が若いこともあってか、特にZ世代で広く使われており、X(旧Twitter)上ではアイドル・キャラクターなどの “推し” や、動物に対して使われる場面が多く見られました。

やはり流行を作るのは若い世代ですね。日常・SNS共に使いやすいワードが、2位と圧倒的な差をつけて1位となり、文句なしで今年の大賞といえそうです!

2位の『スイカゲーム』、これは予想できなかった方も多いのではないでしょうか?
こちらはNintendo Switchのゲームで、リリースされたのはなんと2021年12月。2年前のゲームですが、日本ではゲーム実況者による配信がきっかけで人気に火が付き、今年の9月頃からブームとなりました。下半期から話題になったにも関わらずこの追い上げ、凄まじいですね…私自身驚きの結果でした!

3位は、Yukopiさんの楽曲「強風オールバック」にあるフレーズ、『〇〇した瞬間、終わったわ』となっています。企業のPRにも使用され、癖になるリズムと共感できる歌詞で話題に。強風の日に限らず、共有したい “〇〇した瞬間” を切り取って画像と共に投稿される様子が多く見受けられました。日常の中でも使いやすいフレーズで、楽しまれていた印象です。かく言う私も、旅行先で寝坊した瞬間、終わったわと思ったものです…笑

5位には『アレ』がランクインしていますが、これはもう解説不要ですよね。プロ野球・阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝、そして38年ぶりの日本一を成し遂げ、熱く盛り上がっていました!直接「優勝」とせず『アレ』と表現する阪神独特の言い回しが、ファンだけでなく日本中のトレンドとなりました。スポーツ界隈でも様々なワードがトレンド入りしていましたが、2023年は阪神の年でしたね!

また、驚いたことに『落ち着いて聞いてください』が2年連続でランクイン!2015年にリリースされたゲームが元ネタとなっていますが、根強い人気です。ここまで長く使われ続けるのは “なぁぜなぁぜ?” という感じですが…(笑)一体このワードは何年使われ続けるのでしょうか?来年は3年連続ランクインに期待です!

11位以降の順位はこちら!

SNS2023_11-30.jpg

■カテゴリ別話題量ランキング

続いて、「ゲーム」「漫画・アニメ」「ドラマ・映画」「食べ物・モノ」の各部門における2023年の話題量ランキングをご紹介します!

【ゲーム部門】

SNS2023_game.jpg

ゲーム部門1位は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』、2位は『崩壊:スターレイル』、3位は『ストリートファイター6』という結果になりました。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は600万件以上の話題量を獲得しており、2位と100万件以上の差をつけています。ゲーム内に登場する「コログ」のセリフが元ネタの、「コログ構文(もう疲れちゃって 全然動けなくてェ…)」が先日発表したノミネートワード30に選出されるなど、本作の人気と影響力の強さがうかがえます。

【漫画・アニメ部門】

SNS2023_anime.jpg

漫画・アニメ部門『機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2』が1位に。『呪術廻戦』や『鬼滅の刃』などのメジャータイトルが並ぶ中、意外に思われた方もいるかもしれません。Season1が放送された昨年も漫画・アニメ部門でランクインしていましたが、その勢いは留まることを知らず、2023年も人気を博しているようです!今年の漫画・アニメ部門は、以前から人気のある作品のテレビ放送や最終回をきっかけにした “再燃” が多い印象でした。

【ドラマ・映画部門】

SNS2023_movie.jpg

ドラマ・映画部門では、仮面ライダー生誕50周年記念作品、映画『シン・仮面ライダー』がトップに。映画の詳細をほとんど伏せたまま公開された本作ですが、歴代の仮面ライダー映画史上最高記録&初の興行収入20億円突破の快挙を成し遂げ話題となりました。

そして、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』『THE FIRST SLAM DUNK』が僅差で2位、3位と続き、4位には『VIVANT』がドラマで唯一ランクイン。放送のたびにトレンド入りするなど先の読めない展開に期待する視聴者が多く、日本中でVIVANT旋風が巻き起こっていましたね。

5位の『RRR』は、作中に出てくる超高速ダンス「ナートゥダンス」が注目され、総合ランキングにもランクインしています。

【食べ物・モノ部門】

SNS2023_food.jpg

食べ物・モノ部門では『みそきん』が圧倒的1位となりました。YouTuberのHIKAKINさん監修のカップラーメンで、5月に発売されるも売り切れが続出。8月に再販されてもなお即完売という人気ぶりでした。SNS上の話題量で見ても、その人気が一目瞭然です。

2位の『コオロギ』は特に無印良品の「コオロギせんべい」や「コオロギチョコ」などの「コオロギパウダー」を使用した商品が話題となりランクイン。発売自体は2020年、2021年と少し前ですが、今年になって一層注目されています。地球にやさしい未来食として開発された本商品、味には賛否両論あるようですが、気になる方はこれを機にトライしてみても良いかもしれません。

以上、カテゴリ別の話題量ランキングでした。

■まとめ

最後まで読んでくださり誠にありがとうございました。
ここまで見てくださった皆さん、本当に “てぇてぇ” です。

2023年の流行語大賞はいかがだったでしょうか。予想通りだったものもあれば、全く予想していなかった、知らなかったというワードもあったかと思います。これを見て少しでも興味を持って、楽しんでいただけたら嬉しいです。

感覚的に “流行している” と思うものを、こうして可視化できるのはイー・ガーディアンの強みだと思っています。SNSの流行は企業における商品開発・PRのヒントとしても活用できますので、ご興味がございましたらぜひお気軽にお問い合わせください。
イー・ガーディアンの「ソーシャルリスニング」サービス

来年以降も皆さんに楽しんでもらえるような「SNS流行語大賞」を目指していきたいと思います。2024年も乞うご期待ください!

「SNS流行語大賞」過去のブログ記事はこちらよりご覧いただけます。

■注釈

文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

ブログ内容はメルマガでもお届け中!登録はこちらから