こんにちは!イー・ガーディアン ソーシャルメディアチームです。
私たちは、日々SNSの声を調査・分析することで、企業のマーケティング活動・リスク検知等のサポートをしています。

今回は「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」についてのブログです!

今年4月より開催し、10月に幕を閉じた大阪・関西万博。1970年以来55年ぶりの開催となり、会場は連日活気に満ち溢れていたようです!各メディアでも大々的に取り上げられており、SNSにおいても万博関連の話題で盛り上がりを見せていました。実際に会場に足を運ばれた方も多いのではないでしょうか。

今回は大阪・関西万博開催期間中の話題から、実際に注目度が高かったものに焦点を当ててご紹介します。最も関心を引きつけたのはどのパビリオンだったのでしょうか…!ランキングも発表しますので、ぜひ最後までご覧ください!

開催期間中、最も話題となっていたのは…!?

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※調査期間:2025年4月13日~2025年10月13日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率15.57%

開催期間中(4月13日〜10月13日)の話題量を日別で見てみると、開幕初日である4月13日の話題量が最多となっていることが分かります。

■大阪・関西万博開幕

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※調査期間:2025年4月13日~2025年4月15日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率15.57%

4月13日から15日の期間に最も話題量が増加していました!13日は大阪・関西万博の開幕日にあたり、早速実際に訪れた人たちによる現地の様子の投稿が多数見られました。開催前には批判的な意見もあったことから、「実際はどうなのだろう?」という世間の関心が高まり、話題量の増加につながったと考えられます。

また、「大阪万博がコナンの映画に出て来たらすぐ爆破されそうw」という投稿がきっかけとなり、引用リポストなどを通じて「もし万博が名探偵コナンの映画の舞台になったら」という想像を膨らませる投稿が盛り上がりを見せたことも、話題量を押し上げる一因となっていたようです。

■大阪・関西万博閉幕

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※調査期間:2025年10月13日~2025年10月14日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率15.57%

次に話題量が多かったのは、閉幕直前・直後の10月13日、14日の2日間でした。閉幕日である13日には閉会式が執り行われ、そこで披露された花火やドローンショーの写真投稿が注目を集めました。また、184日間にわたる万博の閉幕を受け、万博での思い出や印象に残った出来事を振り返る投稿も多く見られました。

■トラブル発生

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※調査期間:2025年8月13日~2025年8月15日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率15.57%

また、8月14日にも話題量が飛躍的に増加しました。これは、前日8月13日に大阪メトロ中央線で発生した運行トラブルにより、多数の来場者が帰宅困難者となり、その時の様子の投稿が増加したためです。この影響で、Xでの万博に関する投稿数は、前後の時期と比較して5倍近くに達しました。

家に帰ることができず会場内で一夜を過ごすという突然のトラブルではあったものの、「オールナイト万博」として、むしろこの事態を楽しむような様子が見受けられました。X上では、スタッフが急遽パビリオンを開放したり、お水を配ったりするといった温かい対応が拡散され、ネガティブな投稿よりもポジティブな投稿が目立つ結果となりました。

注目パビリオンランキング

ここからは、気になる注目パビリオンランキングの発表です。各国名をキーワードとして話題量(=投稿量)を調査し、投稿が多かった順でランキングを出しました!

全部で158の国・地域と7つの国際機関が参加した大阪・関西万博ですが、上位にランクインしたのはどこなのでしょうか?それではランキングをご覧ください!

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※調査期間:2025年4月13日~2025年10月13日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率15.57%

ランキングの結果はご覧の通りです。1位は、圧倒的に話題が多かったイタリア、2位はフランス、3位はアメリカという結果に!

ランキング1位となったイタリアパビリオンでは、「アートは人生を再生する」をテーマに、イタリアの都市文化を象徴する劇場、ポルティコ(列柱廊)、広場、庭園といった展示が行われていました。また、イタリアの石像や絵画の “本物” が見られることも話題となっており、「これらをみれるのがとても貴重だ」といった感想が寄せられていました。日本にいながら海外の文化に触れることができるのは、とても価値のある体験だといえますね!

ランキング2位のフランスパビリオンでは、「愛の賛歌」をテーマに、神秘的な雰囲気の劇場がベールで覆われたおしゃれな建物となっていました。それらの展示とは別で注目を集めていたのは、フランスパビリオンで購入できる “パン” です!パリジャンやクロワッサンといったフランスならではのパンがとてもおいしいと話題になっていました。

ミャクミャクへの世間の反応は…?

今回SNS上では大阪・関西万博の公式キャラクターである「ミャクミャク」も話題となっていました!2022年にビジュアルが公開された際は否定的な反応もありましたが、開幕が近づくにつれて次第に受け入れられるようになり、「かわいい」というポジティブな反応が目立つようになりました。万博が終わる頃には、ミャクミャクとの別れを悲しむ声が多数あり、すっかり国民に愛されるキャラクターになったと言えるでしょう!

また、ミャクミャク関連のグッズも話題となっていました。ぬいぐるみやキーホルダー、雑貨など様々なグッズが発売され、X上でも購入報告が多数ありました。特にぬいぐるみは、ミャクミャクのかわいらしさも相まって人気が高かったようです!

おわりに

以上、大阪・関西万博の話題や注目パビリオンの結果をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

55年ぶりの開催ということで、人生で初めて万博を体験する人から二度目の参加となる人まで幅広い年代の方の声がSNSを賑わせ、話題量が増加していました。一方で、リポストを除外すると “パビリオン” が上位にランクインする結果に。気になるパビリオンや実際に体験したパビリオンの感想など、今回の調査でSNSからも万博の盛り上がりが伝わりました!大阪・関西万博は幕を閉じましたが、このブログではこれからも色んな話題で調査していきますので、ぜひお見逃しなく!

イー・ガーディアンのソーシャルリスニングでは 、今回のようなイベントの盛り上がり状況だけでなく、ビジネスに直結する「ユーザーの声」を様々な角度で分析しています。収集したデータからは企業の商品・サービスに対するユーザー層の動向や注目点といった具体的なインサイトを得ることができ、商品開発やPRのヒントを得ることができます。また、新商品・新サービスリリース時などの不満や批判の芽を早期に検知し、早急な対処に繋げることも可能です。このように、マーケティング目的での活用はもちろんのこと、リスク対策としても活用いただけますので、もしご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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