こんにちは!イー・ガーディアン ソーシャルメディアチームです。

先日発表した「SNS流行語大賞2025ノミネート」全30ワードより、実際にX(旧Twitter)上で呟かれた投稿数を調査。今年のランキングが決定しました!

「SNS流行語大賞2025」TOP10

SNS2025_TOP10.jpg ※調査期間:2025年1月1日~10月31日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率 7.53%

混戦が予想された今年のSNS流行語大賞を制したのは…『ミャクミャク』でした!

『ミャクミャク』は、今年開催された大阪・関西万博の公式キャラクターであり、「細胞と水がひとつになったことで生まれた、ふしぎな生き物」です。一見不気味なようにも見えますが、何回も目にするうちにだんだんかわいく見えてくる…そんな不思議な見た目が話題となっていました。ちなみに、2022年に初お披露目された際も、その年のSNS流行語大賞で7位にランクインするなど、登場当初から大きな注目を集めていました。

万博の開催期間中には、実際にミャクミャクの着ぐるみやグッズを見た人による「かわいい」といった投稿が多くみられました。また、万博閉幕の際にはミャクミャクとの別れを惜しむ「ミャクミャクロス」も話題となりました。

そんな国民的人気キャラクターとなったミャクミャクですが、万博閉幕後は完全に会えなくなってしまうわけではありません!公式グッズの販売が2026年3月まで延期されたり、ミャクミャクの巨大モニュメント像が万博記念公園に移設されたりと、ミャクミャクに会える機会はまだありますので、まだ会ったことがない人はぜひ会いに行ってみてください!

2位の『備蓄米』は、今年かなり印象に残ったワードではないでしょうか。2025年3月に米の価格の高騰を受けて備蓄米が放出されたことで話題となりましたね。また、備蓄米は収穫からの経過年数で古米、古古米…と名称が変わるのですが、収穫後おおむね3年以上経過した「古古古米」も放出されており、こちらのワードも話題となっていました。

3位の『エッホエッホ』は、メンフクロウのヒナが地面を走る画像に対して『エッホエッホ』というフレーズを加えて投稿したものが流行の発端となっています。近年のSNSのトレンドである「構文化」も進み、「〇〇って伝えなきゃ、エッホエッホ」という構文が広く定着しました。この構文は若年層だけではなく、企業のPRやイベント告知などにも活用され、さらには小さな子供たちの間でも人気を集めるなど、SNSの世界を飛び越えて幅広い層から愛されるワードとなりました。

4位には『メロい』がランクインしました。こちらは去年のランキングでも6位にランクインしていましたが、今年は去年よりも話題量をのばし、より流行した言葉といえるでしょう。『メロい』は「メロメロになる」が変化した言葉で、特定のものに対して「ときめいている」「夢中になっている」ときによく使われています。最近よく聞く「尊い」や「〇〇しか勝たん」などと同じようなノリで、推し活などの場面で自らの推しの言動に対して使われることが多い印象です。

5位の『横転』もX上で流行したワードですね。『横転』とだけ聞くとよくわからないかもしれませんが、イメージとしては吉本新喜劇などで見る “ズッコケ” のようなものです。「椅子から転げ落ちる」という言葉に近く、何かに対して驚いたり、ズッコケを表現するときに使われるワードです。

11位以降の順位はこちら!

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■ カテゴリ別話題量ランキング

続いて、「ゲーム」「漫画・アニメ」「ドラマ・映画」「食べ物・モノ」の各部門における2025年の話題量ランキングをご紹介します!

【ゲーム部門】

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ゲーム部門1位は『モンスターハンターワイルズ』、2位は『都市伝説解体センター』、3位は『マリオカート ワールド』という結果になりました。『モンスターハンターワイルズ』は900万件以上の話題量を獲得しており、2位と大差をつけて堂々の1位となりました。シームレスにフィールドを移動できる点や没入感のあるストーリーが好評だったようです!2位の『都市伝説解体センター』は怪異を解き明かすミステリーアドベンチャーゲーム、3位の『マリオカート ワールド』は皆さんご存知のレースゲームであり、様々なジャンルのゲームがランクインしました。

【漫画・アニメ部門】

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漫画・アニメ部門は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が1位になりました。「ガンダム」は、漫画・アニメ部門では2021年〜2023年にも連続してランクインしており、その人気の根強さが伺えますね…!2位の『僕のヒーローアカデミア』は、昨年漫画が完結したことに続いて、今年の10月からアニメで最終章の放送が開始されたため、アニメの放送開始に向けて盛り上がりが増していきました。3位の『メダリスト』は作中の「見なよ…俺の司を…」というセリフが話題となり、これをもじった構文が総合ランキングでも17位にランクインしています。

【ドラマ・映画部門】

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ドラマ・映画部門では、1位『鬼滅の刃』、2位『名探偵コナン』、3位『チェンソーマン』といずれも人気タイトルのアニメ映画が並び、納得のランキングではないでしょうか。『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、日本映画史上初となる世界興行収入1,000億円超えという快挙を達成しました。この記録的な大ヒットが追い風となり、話題量でも堂々の1位に輝いています。

1~4位にアニメ映画がランクインする中で、異彩を放つのが5位の『8番出口』。こちらは2023年にリリースされた同名インディーゲームが原作で、ゲームのテーマである「異変探し」を再現しつつ、ゲームにはない物語性も追加された内容が好評だったようです。また、東京メトロとのコラボによる体験型脱出ゲーム企画が実際の駅を舞台に開催されるなど、現実世界にも話題を広げました。

【食べ物・モノ部門】

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食べ物・モノ部門では『Nintendo Switch 2』が圧倒的1位となりました。『Nintendo Switch 2』は発売当初、抽選で当たった人のみに販売されていたことが話題となっていましたが、皆さんはもう手に入れることができましたでしょうか?抽選結果の発表日には当選を喜ぶ声と落選を嘆く声が多く投稿され、混沌としていましたね(笑) 4位の『麻辣湯』は中国・四川省が発祥と言われるスープ料理で、辛みと痺れが特徴です。日本国内にも専門店が増えていて、麻辣湯を食べた人の感想や具材・食べ方のレクチャー投稿などが話題となっていました。

以上、カテゴリ別の話題量ランキングでした。

■ まとめ

最後まで読んでくださり誠にありがとうございました。2025年の流行語大賞はいかがだったでしょうか。予想通りのランキングだったという方もいれば、全く予想していなかった、知らなかったワードがランクインしていたという方もいらっしゃると思います。これを見て、今年流行ったものに少しでも興味を持って、楽しんでいただけたら嬉しいです。

感覚的に “流行している” と思うものを、こうして可視化できるのはイー・ガーディアンの強みだと思っています。SNSの流行は企業における商品開発・PRのヒントとしても活用できるほか、リスク対策として活用することも可能です。継続的にSNSをモニタリングすることで、炎上を未然に防ぐ対策となり、万が一炎上してしまった場合も慌てずに状況を把握し、対応を検討することが可能になります。 SNSの投稿をビジネスに活用したい、とお考えの方はぜひお気軽にご相談ください!

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来年以降も皆さんに楽しんでもらえるような「SNS流行語大賞」を目指していきたいと思います。2026年も乞うご期待ください!

「SNS流行語大賞」過去のブログ記事はこちらよりご覧いただけます。

■ 注釈

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