こんにちは!イー・ガーディアンです。
私たちは、日々SNSの声を調査・分析することで、企業のマーケティング活動・リスク検知等のサポートをしています。
今回は先日投開票が行われた「横浜市長選挙」についての調査です。
7人が立候補し、10月4日の告示から15日間の選挙戦が行われました。選挙期間中、X(旧Twitter)ではどのような話題が、どれくらい投稿されていたのでしょうか。全体の話題量推移やハッシュタグランキングなど、何にどれくらい注目が集まっていたのか解説していきます。
なお、本記事はSNS上の投稿量をもとに話題の動きをまとめたもので、特定の候補者や政党を評価するものではありません。
1. 選挙期間中の話題量の推移
選挙期間中(10月4日〜10月18日)の関連投稿は925,861件にのぼりました。1日あたりの投稿数は、告示前の1週間(9月27日〜10月3日)の4.4倍に増えています。
※調査期間:2026年9月27日~10月21日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※サンプリング率30.8%
■告示日:投稿は前日の5倍に増加
10月4日の告示日は、朝10〜11時台にかけて投稿が急増し、1日で43,294件と前日(8,656件)の5.0倍になりました。候補者や支援者が第一声の時間や場所を知らせる投稿や、告示を伝えるニュースの共有が多く見られ、選挙戦の始まりとともに一気に関心が高まった様子がうかがえます。
横浜市長選挙が告示、前市長と新人6人の計7人が立候補を届け出…18日投開票 : 読売新聞 https://t.co/321HbmhzYU #横浜市長選
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) October 4, 2026
【笑顔あふれるヨコハマへ!】 本日、横浜市長選挙が告示(18日投開票)。公明党市議団は「原沢あつみ」さんを支援。笑顔と希望あふれる横浜の未来を創るため、共に力を合わせます! https://t.co/nPc4pDYl0b https://t.co/pXTdqty6aR
— たけのうち猛(公明党) (@Takenouchi_T) October 4, 2026
■選挙戦の終盤:投票5日前に最多
10月5日と10日には、インターネット上で候補者による討論会が開かれ、その内容を紹介したり感想を述べたりする投稿が見られました。投稿は10月11日ごろから再び増えています。
祝日(スポーツの日)の12日には、原沢氏の居住地をめぐる街頭でのやりとりの動画が拡散し、同日夜には原沢氏本人がXで現在の居住地について説明を投稿しました。12日は夜20〜22時台に毎時7,000件を超え、翌13日には期間中最多となる113,653件の投稿がありました。13日は朝6時台から毎時4,000件を超え、この話題や各候補の主張を比べる投稿などで、一日を通して高い水準が続きました。
■投開票日:オリジナル投稿数が最多に。翌日も85,331件の投稿が。
投開票日の10月18日は、リポストや返信を除いたオリジナル投稿が6,910件と、調査期間中で最も多くなりました。選挙戦の期間中はリポストによる拡散が投稿の多くを占めていましたが、結果が出た当日は自分で書き込む投稿が大きく増え、選挙結果への感想や、候補者へのねぎらいの言葉などが見られました。
翌日の10月19日も85,331件の投稿があり、その後は徐々に落ち着いて、21日は33,793件でした。19日〜21日の3日間の投稿170,096件のうち、当選した原沢氏の名前を含む投稿は90,363件と約半数を占め、当選を伝えるニュースの共有などが多く見られました。
横浜市長選で自民党神奈川県連推薦の原沢あつみ候補@Harasawa_Atsumi が当選しました。神奈川県連会長の私としてもホッとしています。国・県・市で連携し、横浜のまちづくりを後押ししてまいります。ご支援いただきました全ての方々に心から感謝申し上げます。ありがとうございました!
— 小泉進次郎 (@shinjirokoiz) October 18, 2026
この度の横浜市長選挙では、 福山あつしさんは大健闘されました。私も序盤で横浜を訪れて応援させて頂き、多くの友人達から貴重な一票を頂きました。ありがとうございます。 選挙に7回挑戦し、3回落ちた人間として、 立候補するには相当な覚悟とお金がかかります。当選するつもりで立候補しますので、落選の心の痛みは、計り知れない程に落ち込みもがき苦しむものです。応援してくださった方々への感謝の思いはいっぱいですが、翌日からお世話になった方々へのお礼はもちろん、事務所の片付けや収支報告等の事務作業も始まり、全ての方々へのご連絡は難しいものです。 私も、一年前のお礼が未だにないとのお叱りを、今回の応援の時に受けました。 どうぞ、福山あつしさんへの、今後とも温かいご支援を宜しくお願い致します。 彼は、二度も大きな選挙を自身の資金で行いました、正に令和の武士道精神を持った侍です。多くの横浜市民から愛された幸せ者だと思います。 37歳の彼の今後の未来は、大変に希望のあるものだと、再起を信じて期待しております、、、『苦難福門』 ※最後の最後夜中まで応援してくださった仲間の勇姿に感動してます🍊 #高橋徳美 #のりみが行く #牧野俊一事務所 #鹿児島県政改革委員 #参政党
— 高橋徳美(のりみ)🍊鹿児島県政改革委員 (@t_norimi_0327) October 19, 2026
2. 投開票日の夜、話題量が最も多かった時間は?
投開票日の10月18日を時間ごとに見ると、投票が締め切られた20時台に14,384件と、投稿が一気に集中しました。
※調査期間:2026年10月18日12:00~10月19日11:00
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率30.8%
その数は19時台(4,596件)の3.1倍です。投票締め切りの直後から当選確実を伝える報道が相次ぎ、そのニュースを共有する投稿や、結果への感想を述べる投稿が一気に増えました。その後も日付が変わる0時台まで毎時4,000件を超える投稿が続き、翌19日は朝7〜8時台に再び投稿が増えています。
【横浜市長選挙】出口調査で詳しく 新人・原澤敦美氏の初当選が確実です NHKの事前の情勢取材や有権者を対象に行った出口調査では原澤氏がきわめて優勢です 支持政党別の投票先や期待する政策など、出口調査の詳しい結果はこちらから↓ https://t.co/WvLm58T1Er
— NHKニュース (@nhk_news) October 18, 2026
3. 候補者ごとの話題量
次に、候補者の名前を含む投稿の数を調べました。選挙期間中に最も多かったのは福山あつし氏(296,520件)で、原沢あつみ氏(178,864件)、山本理顕氏(172,216件)が続きました。
※調査期間:2026年10月4日~10月18日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率30.8%
■候補者ごとの話題量の推移
日ごとの動きを見ると、候補者によって話題が増えた時期に違いがありました。なお、推移のグラフは、選挙期間の前後の動きもわかるよう、9月27日〜10月21日の期間で表示しています。
※調査期間:2026年9月27日~10月21日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率30.8%
福山氏は告示日から言及が大きく増え、その後もおおむね右肩上がりで推移して、10月16日に最多となりました。本人や支援者による、街頭演説の予定や様子を伝える投稿が選挙期間を通して多く見られました。
原沢氏、山本氏、あさか氏、中谷氏、藤川氏の5人は、いずれも全体の投稿が最多となった10月13日に言及が最も多くなっています。この日は、各候補の主張を比べる投稿が多く見られました。
前市長の山中氏は、告示前の9月28日に言及が最も多くなりました。この日に立候補の意向を表明したことが報じられ、そのニュースを共有する投稿が広がりました。
4. 争点ごとの話題量
今回の選挙で議論された主な争点について、関連するワードを含む投稿の数を調べました。選挙期間中に最も多かったのはハラスメント(63,490件)で、朝鮮学校への補助(31,423件)、給食(21,992件)が続きました。
※調査期間:2026年10月4日~10月18日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率30.8%
■ハラスメント
告示前から広く語られていたテーマで、市役所における取り組みなども話題となり、選挙期間を通して安定して投稿がありました。告示前の1週間(9月27日〜10月3日)にも36,441件の投稿があり、日別では9月28日の9,948件が調査期間を通して最も多くなっています。選挙期間中は、候補者が演説などでハラスメント対策に触れたことを伝える投稿が見られました。
■朝鮮学校への補助
補助の再開をめぐる話題です。選挙期間中の投稿31,423件のうち24,542件(約8割)が、選挙戦の終盤にあたる10月13日〜15日の3日間に集中しました。この時期には、このテーマに対する各候補者の考え方を並べて紹介する投稿が多く見られました。告示前の1週間は996件と少なく、選挙戦が進むなかで、候補者どうしの考え方の違いに関心が集まったテーマといえそうです。
■給食・子育て・教育
暮らしに身近なテーマもよく語られました。選挙期間中の投稿は、給食が21,992件、子育て・教育が13,814件です。給食は1日あたり821〜2,627件と、特定の日に集中せず期間を通して投稿がありました。候補者が掲げる「温かい中学校給食」などの政策を紹介する投稿や、街頭での対話の様子を伝える投稿などが見られました。
浅賀由香氏、他候補の「稼ぐ横浜」を批判 温かい給食訴え、朝鮮学校補助金再開も 市長選(産経新聞) #Yahooニュース https://t.co/ZjInhCtOFf わかりやすい☝️✨
— おもち (@a0ft2v) October 14, 2026
■都市開発や制度に関わるテーマ
カジノ・IRは、2021年の市長選で大きな争点となり、その後、横浜市が誘致を撤回したテーマです。今回は16,176件の投稿があり、ネット討論会が開かれた10月10日が最も多い2,847件でした。
「IRを誘致しない」という候補者の発言を伝える投稿や、全候補がIRに反対していることに触れる投稿が見られました。2027年開催予定のGREEN×EXPO(花博)は9,308件で、会場跡地の構想に触れる投稿などがありました。山下ふ頭の再開発(2,613件)や特別市構想(406件)は、比較的少なめでした。
5. よく使われたハッシュタグ
※調査期間:2026年9月27日~10月22日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率30.8%
最も多く使われたのは「#横浜市長選挙」(310,885件)で、「#福山あつし」(176,804件)、「#横浜市長選」(127,150件)が続きました。上位10位のうち4つは「#横浜市長選2026」など表記の異なる選挙名のタグで、残りはすべて候補者の名前を使ったタグです。「#横浜市長選挙はあさか由香」のように、応援の気持ちを込めたタグも見られました。
6. おわりに
以上、横浜市長選挙におけるSNSの動向について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。今回の調査からは、次のような動きが見えてきました。
- 告示を境に話題が一気に広がり、選挙期間中の関連投稿は925,861件にのぼった
- 選挙戦の終盤に投稿が増え、投開票日は投票締め切りの20時台に集中した
- 候補者や争点ごとに、話題の大きさや増える時期に違いがあった
- 給食や子育てなど、暮らしに身近なテーマも多く語られていた
SNSは、有権者にとって候補者や政策について知り、考えるための身近な場になっています。一方で、選挙期間中のSNSには短い期間に大量の情報が流れます。情報に触れるときは、発信元や日付を確かめるなど、落ち着いて受け取ることが大切です。
イー・ガーディアンでは、ソーシャルリスニングを通じて、SNS上の話題の動きやユーザーの声の分析を行っています。自社や自社サービスに関する話題の把握についてご関心がある方は、お気軽にご相談ください。

