コミュニティサービスやユーザー参加型コンテンツを運営してる方向けに、ユーザー同士のコミュニケーションを活性化させながらも、サイトの健全性や秩序を守るという一見したところ相反するかのような驚きの運営ポイントをお伝えします。

 

投稿の削除と掲載のコツ

コミュニティサービスやユーザー参加型コンテンツを運営していれば、活発なユーザー同士のコミュニケーションに喜びを噛み締める一方で、サイトの健全性を維持することに頭を悩ませる機会もあるかと思います。

サイトの健全性に問題が発生する=サイトが荒れる のを防ぐコツとして、いつも運用担当者の方々には下記の3つをお伝えしています。

 

  1. 投稿ポリシーを設定すること
  2. 投稿監視をすること
  3. 承認後の掲載とすること

 

しかしながら、あまりにルールや規則で縛ってしまうと、サイトの活性化どころか、ユーザー離れが起こってしまいます。

 

そのため、「適度」な投稿監視や、運営側の担当者が自らコンテンツへ参加することが非常に大事になってきます。

 

 

決めておくべきこと

 

1.サイトを通じてユーザー同士が直接出会ってもよいかどうか

出会っても良い場合

自由なコメントがおこなえます。 削除対象は、主に「殺人・自殺予告」や、「差別用語」、「卑猥単語」などが該当します。

 

出会ってはいけない場合

この場合は上記に加えて「個人情報」が削除対象となります。ポイントとしては、個人情報の聞き出し行為をできるだけ削除しないことです。

例えば「LINE ID教えて」などがこれにあたります。また、個人情報をただ削除するだけでなく、「当サイトではご遠慮いただいております」や「ネット上の知らない方と、連絡先を交換することは、事件などに巻き込まれる恐れがありますので、ご遠慮ください」などの啓発する内容のメールを送ってあげるとより丁寧です。

そのために、マイページなどに「運営からのお知らせ」という受信BOX機能を作っておくと便利です。

 

2.荒れてきたときにどうすればよいか

ユーザーへのペナルティ機能を設ける

高校などでルール違反をした生徒に「停学」という制度がありますよね。

そのようなペナルティ機能をサイト内に設けることが大切です。さらに「停学中」であることを他のユーザーから見えるようにすることです。

これは見せしめの意味合いではなく、逆に「停学中」のユーザーに対し、他のユーザーが「○○さん、いつ停学解けるの?」や「おーい、悔しかったら書き込んでみて」など、注目を浴びるキッカケを与える意味を含みます。

それにより、ユーザーの「停学」が解除されたときに、投稿が促され、コミュニケーションが活性化する傾向が見られます。

 

スレッドを閉じてしまう

書き込み機能をいくつか作っておいて、荒れてきたスレッドを閉じ、新しく「先ほどのスレッドでは○○ということが発生しておりましたので、再度こちらにテーマに沿ったコメントをお願いします」などを明記し、スレッドごと閉じてしまうのもひとつの手段です。

このように、サイトを健全に運営し、成長させるためにも、運営側は荒れた投稿をすぐに削除するだけでなく、親心を持って遠くで見守る心意気も重要になってきています。

 詳細は「はじめての投稿監視講座」をご覧ください。

 投稿監視レポートサンプル

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