画像・動画などあらゆる広報物をAIが事前チェック。差し戻しの往復を減らします

広報物リスクチェックソリューションは、SNS投稿やプレスリリースなど対外的な発信を行う企業向けに、公開前の広報物をAIが確認する一次チェックシステムです。

投稿予定の文章・画像・動画を入力すると、AIが複数の観点でリスクを判定し、危ない箇所と修正案をその場で示します。申請する前に自分で確認・修正ができるため、承認者との差し戻しの往復が起きにくくなります。チェックから申請・承認までを1つのシステムで扱うため、進捗管理も判断の記録も同じ画面に残ります。

広報物の作成・公開フロー比較図。従来は構想→広報物の作成→申請→関係部門レビュー→承認→公開・配信の6工程で、レビューでの指摘のたびに修正して再申請する往復が発生するのに対し、本ツール導入後は申請・関係部門レビュー・承認の3工程を1つのツールに集約し、確認の往復を減らして4工程に短縮できることを示す図

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サービス提供の背景

■発信の担い手は広がったが、見るべき基準は組織ごとに違う

企業の発信は、プレスリリースや広告に加えて、SNSの日常的な投稿やキャンペーンのクリエイティブ、採用広報へと広がりました。担い手も広報部だけではありません。各事業部やグループ会社の担当者が自分たちで投稿を作り、その都度確認を依頼します。ところが「何を見ればよいか」は組織ごとに異なります。チェックリストを持つ部署もあれば、経験のある担当者が判断している部署もあり、確認の範囲も人によって変わります。同じ会社の中でも、通る内容と通らない内容の線引きが揃っていません。

■判断の経験が個人にたまり、やり取りの往復がスケジュールを圧迫する

作る側は、どこまで直せば通るのかが読めないまま提出します。確認する側も、何がリスクになるのかを体系立てて学ぶ機会は多くありません。過去に問題になった事例は当時の担当者の頭の中にあり、担当が変わればそこで途切れてしまいます。その結果、指摘と修正のやり取りが何度も往復します。公開日が決まっている広報物ほど、この往復がそのままスケジュールを圧迫します。

作成者・レビュー者、それぞれが得られること

■作成者:確認を待たず、そのまま投稿・申請できる

承認待ちによる停滞や度重なる差し戻しの往復は、業務の大きなボトルネックになりますが、自分ひとりの判断で公開するわけにもいきません。本ソリューションではAIがその場でチェックするため、低リスクな内容は即座に投稿可能に。承認が必要な場合でも、あらかじめAIのチェックを通した状態で申請できるため、手戻りが劇的に減少します。申請前の修正で出し直しの手間をカットし、納期遵守を強力にサポートします。

■レビュー者:確認する広報物の数そのものが減る

確認すべき投稿数が多く、一つひとつ目視でチェックするのは大きな負担です。本サービスでは、AIがリスクに応じて投稿を自動で振り分けるため、実際に人間が目を通す件数を大幅に絞り込めます。レビュー対象となるのは、AIだけでは判断が難しい案件のみ。判定の根拠も自動で記録に残るため、後から確認の経緯を振り返る際も安心です。

「広報物リスクチェックソリューション」の仕組みと3つの特徴

投稿の申請からAIによる一次チェック、リスクに応じた対応、承認までの流れを、1つのシステムに一元化しています。判定の履歴も記録として残ります。

申請から始まり、AIが偏見・差別表現、政治・文化への配慮、不謹慎な表現、法務・権利、会社の方針・ルールの5観点で一次チェックし、最も高いスコアを総合判定に採用したうえで、低・中・高のリスクごとに対応が分かれる図。低リスクはそのまま申請・投稿でき、中リスクはAIだけでは判断しきれないためレビュー担当者が確認し、高リスクは該当箇所と修正案が示されるので申請前にその場で直す。レビュー担当者に上がるのはAIで判断しきれなかったもので、すべての判定内容と対応履歴は時刻とともに記録される
※ リスクの区分と、区分ごとの対応(そのまま申請・レビュー担当者が確認・申請前に修正)は、貴社の運用に合わせて調整できます。
  1. ツールを行き来しない、チェックから承認までの一元化

    投稿内容の確認・申請・承認までの一連の流れを、複数のツールや連絡手段に分けず、1つのシステムに集約できます。 導入後はこの仕組みに沿って運用するだけで済むため、チェック基準や承認フローを一から設計する負担をカット。これまで部署ごとにバラバラだった提出方法や確認範囲もスムーズに統一できます。また、「誰が・いつ・何を根拠に判断したか」という履歴が自動で記録に残るため、あとから確認の経緯を振り返る際も安心です。

  2. 担当者の経験に左右されない、複数観点のAI判定と修正案の提示

    提出フローが統一されることで、AIが常に一定の基準で高精度な判定を行います。
    判定のベースとなるのは、当社が広告審査代行やSNSアカウント監視などの実務で培ったノウハウをもとに設計した、業界共通の「4つのチェック観点」です。

    偏見・差別表現ジェンダー、人種・国籍、障がい、宗教、地域などへの偏見・決めつけ
    政治・文化への配慮政治的な立場の表明、歴史認識、宗教的なタブーへの抵触
    不謹慎な表現災害・紛争の報道と重なる比喩表現、自社の不祥事直後の投稿など
    法務・権利誇大・断定的な表現への注意喚起(薬機法・景品表示法)、画像に写り込む著作物・人物の指摘、ネット上の公開情報と照合できる事実確認

    ※「法務・権利」は、注意が必要な表現・写り込みへの気づきを促すものであり、法的な適否を確定的に判断するものではありません。

    これらに加え、貴社独自ルールを「5つ目の観点」として設定することも可能です。画面には観点ごとの判定結果が並び、他の観点がすべて低リスクであっても、1つの観点で深刻な問題が見つかれば見逃さずに捕捉・反映します。

    また、指摘箇所は具体的な修正案と共に表示されるため、申請前にその場で修正でき、承認者との差し戻しの往復(ラリー)を大幅に削減可能。投稿予定日時周辺のニュースや公知の炎上事例とも自動照合するため、担当者が一から根拠を探す手間もカットできます。担当者の経験や状況に左右されず、いつでも均一でブレのない確認体制を実現します。

  3. AIの一次チェックに重ねられる、専門スタッフによる人的レビュー

    判定基準や履歴が可視化されているため、社内での確認作業を当社に代行依頼することも可能です。AIチェックではテキストだけでなく画像や動画も判定対象に含まれ、写り込みによる個人情報や機密情報の露出なども網羅。さらにご要望に応じて、広告審査代行やSNS監視の実務で培った専門スタッフによる二次レビューを組み合わせられます。AIのスピードとプロの目による精度の高さを兼ね備えた、安心の運用体制を構築できます。

■判定結果の画面

総合判定と、観点ごとの判定結果が一覧で表示されます。懸念がテキスト・画像・動画のどこから見つかったかも、あわせて示されます。「高」と判定された観点がある場合は、次の危ない箇所の指摘画面で該当箇所と修正案をご確認ください。

上部に総合評価・テキスト・画像・動画の4つのタブを並べ、総合評価タブで総合判定(高)と主な要因、偏見・差別表現/政治・文化への配慮/不謹慎な表現/法務・権利/会社独自ルールの5観点ごとの判定結果を一覧表示する画面。法務・権利の行には、テキスト・画像・動画のそれぞれから見つかった懸念が分けて示される

■危ない箇所の指摘画面

本文のどこが問題かをマーカーで示し、該当する観点・方針と、どう直せば良いかの修正案があわせて表示されます。表示された修正案をもとに本文を書き換え、再度チェックを実行してください。以下は、「業界No.1」などの表現が会社独自のルールに抵触した場合の表示例です。

テキストタブの画面。左に投稿予定の文章を表示し、「業界No.1」「絶対に活躍できる」の2か所にマーカーと番号を付け、右に番号ごとの観点(法務・権利/会社独自ルール)・理由・修正案をカードで示す
※画面は開発中のイメージです。実際の表示とは異なる場合があります。

ベータ版 先行導入企業の募集について

まずはAIの一次チェックだけでも、無償でお試しください。ベータ版として、AIによる一次チェックを無償でご利用いただけます。画像・動画の人的レビューが必要になったタイミングでは、あらためてご案内します。AIの判定精度を確かめていただくことが目的です。すでに公開済みの過去の投稿物を入力していただく形でも、判定の傾向をご確認いただけます。参加をご検討いただける企業は、本ページのお問い合わせボタンよりご連絡ください。

募集対象SNSやプレスリリース等で対外的に発信を行う企業。複数の事業部・グループ会社を抱え、投稿前チェックの基準や体制を統一にお悩みの企業
提供内容本ソリューションの標準判定機能(AIによる複数観点の一次チェックと、判定結果の確認)。
※ベータ版でご提供するのは公開前の審査までとなり、申請・承認フローの一元化と、貴社の独自ルールの設定については、正式提供時にご案内します。画像・動画の専門スタッフによる人的レビューも、別途ご案内します。
費用無償
参加企業に依頼する事項判定精度に関するフィードバックのご提供
お申込みURLhttps://www.e-guardian.co.jp/inquiry/poc/

よくあるご相談

どのような投稿が対象ですか。

SNS投稿やプレスリリースなど、公開前の対外的な発信が対象です。文章・画像・動画を入力していただけます。

掲載可否はAIが自動で決めるのですか。

いいえ。AIによる判定は、あらかじめ定めた観点の範囲内で確認する一次チェックであり、投稿の安全性を保証するものではありません。低リスクと判定された投稿は記録が自動承認として残りますが、掲載可否の最終判断は常に貴社に委ねられます。

画像や動画はAIだけで確認できますか。

画像や動画もAIの一次チェックの対象に含まれており、確認の目安としてご活用いただく位置づけです。ご要望に応じて、専門スタッフによる人的レビューを含めて対応することも可能です。

入力した投稿内容や画像が、AIの学習に使われることはありませんか。

判定にはAnthropic社のClaude APIを利用しています。同社の商用利用に関する規約上、APIへの入力と出力がモデルの学習に使用されることはありません。

無償とありますが、費用以外にご負担いただくことはありますか。

ベータ版のご利用に費用はいただきません。お願いしているのは、判定精度に関するフィードバックのご提供です。実施期間や提供範囲、投稿データの取り扱いについては、お申込み時に個別にご説明します。

チェックした投稿が承認されるまでの流れは、どこで確認できますか。

申請から承認までの状況は、システム上の同じ画面で確認できます。チャットやメールで別途確認する必要はなく、誰が・いつ・どの投稿を判断したかが記録として残ります。

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